Night Scoops – False Robotics / No Water
Night Scoops – False Robotics / No Water
レーベル:Riddim Chango – RCEP-006
フォーマット:12"
A1 False Robotics
A2 False Robotics Dub
B1 No Water
B2 No Water Dub
盤質: NEW
スリーブ: NEW
日本のアンダーグラウンドからダブの魅力を発信するレーベルRiddim Changoの第6弾リリース(2019)。2018年に自身のレーベルRuff Signalを発足してから驚異的なヴァイナル・リリースを重ね、今やヨーロッパをはじめ世界中のサウンドシステムでその楽曲群がプレイされる、大阪ダブ・パーティDub Meetingのメンバーの秀逸プロデューサーDub Kazmanと、ダブ・レーベルRiddim Chango/大阪ダブ・パーティDub Meeting主宰の一人であり、昨今ではジャマイカのMCやブリストルのレーベルともコラボレートを次々と果たし、まさにステッパーを体現する日本のプロデューサーHiroshi Takakura aka. Elementが、ダブ・デュオを結成しリリースされた作品。リリース当時すでにダブプレートでオーディエンスを揺らしていた、ダンジョン・シンセとの幽玄なステッパーから地響きダブへと展開するA面、生粋のレゲエ/ダブ・メーカーによるハウスへの初期衝動を込めた、デトロイトのようなレトロフューチャーを感じさせる4つ打ちダブB面。ジャマイカからブリストルにデトロイト、そして大阪のダンスミュージックにも共鳴した、ダブの真髄である”ナフティ・ヴァイブス”が詰まった12インチ。聴けば聴くほどに二人のプロデューサーのエモが剥き出しになる、ダブ・サイドからハウス・サイドへアプローチした独特な感覚をフィールして欲しい1枚です。
個人的にリリース当時もよく聴いてよくかけた1枚ですが、3年経った今でもこのシングルがなぜか好きな理由を考えると(最初は完全B面だったが、今はA面も最高になっている)、二人のセンスの距離感とトラックの粗削り具合が生み出す”未完の美”がトラックの随所に表れ、音楽の楽しさを不意に生んでいる処なのかも知れません。